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鋳造技術

社員イメージ

自分の仮説が製品の品質につながる
探究心がやりがいに変わる仕事

鋳造技術

A.T.|2023年入社|ダイカスト技術部鋳造技術グループ 一般
学生時代の専攻:機械システム工学

東海精機を選んだ理由は?

理系の考え方を生かし、成長できる職場を探して

学生時代は機械システム工学を専攻していました。就職に当たっては、理系ならではのアプローチ──仮説と検証で物事の本質を追究できるような仕事に就きたいと考えていたこと、また地元で安心して自分の力を伸ばせる環境を求めていたことから、東海精機に興味を持ちました。業績や豊田自動織機グループという安定したバックボーンもさることながら、面接を通して会社の雰囲気や考え方にも共感したことが入社の決め手になりました。

どんな仕事を担当していますか?

製品の品質を守る、鋳造評価という仕事

鋳造技術グループで製品の品質評価を担当しています。当社で製造している鋳造製品が想定通りに作られているかを確認する仕事で、試作品や量産品の現物を使って、比重測定や断面検査などさまざまな方向から評価を行います。中でも当社らしいのは「ブリスター検査」と呼ばれる加熱による欠陥検査。製品内部のガス残留を確認することで、表面からは見えない欠陥を可視化します。評価結果は製品の信頼性に直結するため、常に緊張感と責任をもって取り組んでいます。
作業風景1

思い出に残っている出来事は?

厳しい検査を一人でクリアできた時の達成感

評価作業では、断面の位置や比較対象との一致など、非常に繊細な確認が求められるため、先輩たちの目も厳しくなります。その分、何も指摘されずに検査を終えられた時は、達成感もひとしおです。自分でも「うまくできたな」と思える瞬間が、やりがいにつながっています。

成長につながったと感じることは?

自分なりに考え、整理し、伝える力が身に付いた

検査に当たっては「何を求められているのか」「どう伝えれば的確か」を意識し、ただ作業をこなすのではなく、報告や相談も含めて自分なりに整理して対応するよう心掛けています。最近では3D-CADを使って、仮想スライスによる検査の事前検討を行うなど、得意分野を生かせる場面が増えたことで、仕事の面白さも広がっています。

現在の目標は?

原因を理解し、自ら対策を提案できる技術者に

不良の発生メカニズムをより深く理解し、原因を自分の言葉で説明できるようになること、そして自ら改善策を提案できる技術者になることが目標です。そのために、現場経験はもちろん、専門書などでの学びも続けています。近いうちに新人が配属される予定もあるので、後輩の指導も担えるよう、視野を広げながら技術力を高めていきたいです。
作業風景2

仕事とプライベート、どう両立していますか?

リフレッシュする時間をしっかり確保できます

残業があることもありますが、基本的には早く帰れる日が多く、自分の時間をしっかり確保できます。週末は同僚と飲みに行ったりジムに通ったり、オンオフのメリハリをつけてリフレッシュする時間を大切にしています。最近の趣味はキャンプ。特に富士山の見える場所が好きで、直近では富士宮のキャンプ場で見た日の出がとても印象に残っています。

メッセージ

「考えることが好き」な人にぴったりの仕事です

当社のコア技術であるアルミダイカストは、実に奥深い分野。溶湯(溶けたアルミ)の流れ方、冷え方、気泡の動きなど、さまざまな要因が品質に影響し、自分で仮説を立てて検証する、その繰り返しの中に仕事の面白さがあります。理系出身者にとっては特に、学生時代に培った考える力や探究心をそのまま生かせる職場だと思います。私たちと一緒に、世界に誇るアルミダイカスト技術の進化に挑戦してみませんか?