挑戦恐れない心
現在でこそ「アルミダイカストの東海精機」と自他共に認める当社ですが、
実はアルミダイカスト製品を作り始めたのは1980年であり、社歴の約半分に過ぎません。
トヨタ博物館には、かつて東海精機が部品を製造していた豊田自動織機製の繊維加工機械が展示されていますし、
さらに時代を遡れば、当社はもともと本田宗一郎氏がピストンリングを生産するために創業した会社です。
このように当社の歴史を「ものづくり」の視点から見ると、決して歩きやすい道ではなかったことがわかります。
社会の大きな変化を受けて、何度も技術革新を重ね、まったく新しい得意分野を開拓し続けてきたからこそ、現在の姿があるのです。

それでは逆に、創業以来変わっていないもの、当社が一番大切にし続けてきたものは何でしょうか。
それは常に独自技術を追求し、世界に先駆けて技術の限界に挑み続ける姿勢です。
それが世の中に必要なものであれば、どんな努力も惜しまずに実現を目指す、ものづくりスピリットというべき挑戦心です。
技術職に限らず、営業でも間接部門でもそれは同じで、困難を前にしてもへこたれず、
周囲と力を合わせて乗り越えていく力こそが、時流に左右されない会社の財産になります。
ぜひこれから当社の仲間になる皆さんにも、「挑戦を恐れない心」を携えて当社の門をたたいていただければ幸いです。

先ほど技術は変化していくとお伝えしましたが、アルミニウムは軽量で加工しやすく、ほぼ100%リサイクルできるなど大変優れた素材です。
そのアルミニウムの最適な加工方法であるアルミダイカスト技術は、まだまだ大きな未来が広がっている分野といえるでしょう。
他社には真似のできない技術で世界に挑戦する。東海精機がずっと続けてきたものづくりの姿勢を受け継ぐ、新しい力に期待しています。